リンガーハット、「家で食べる商品」が人気 京都に続き、佐賀工場に直売所オープン

» 2022年04月15日 11時05分 公開
[ITmedia]

 リンガーハットは4月15日、佐賀工場(佐賀県吉野ヶ里町)内に直売所をオープンした。同社は2021年10月に京都工場(京都府京田辺市)で工場直売所を開始。この直売所が好評のため、佐賀工場にも展開することになった。

佐賀工場内に直売所をオープン(画像:公式サイトより)

 提供する商品は、冷凍の「長崎ちゃんぽん」「長崎皿うどん」(いずれも500円)、「ぎょうざ 12個入」(380円)のほか、工場直売のオリジナル商品の「揚げかまぼこ 1本」(250円)、「冷凍めんパック 4食」(500円)、「生ぎょうざ 12個入」(350円)などを販売。国産野菜や、同社の別ブランドである「とんかつ濱かつ」のソースやドレッシングも用意する。営業時間は毎週金・土・日曜日の午前10時〜午後3時。

 同社の広報担当者によると、京都工場では、開催日の1日あたり平均約40万円の売り上げ(2月実績)で、人気を博している。京都工場で人気の商品は冷凍の「長崎ちゃんぽん」や、工場限定の「生ぎょうざ 12個入」だという。

家で食べる商品が人気、冷凍商品は3カ月で売り上げ2.5倍に

 リンガーハットでは、冷凍商品の売り上げが伸びている。21年12月の売上高は、同年9月比で2.5倍に成長した。前述の担当者は「その後も引き続き好調です」と話す。

 この背景には、直売所での販売の他、冷凍自販機での売り上げが後押ししている。冷凍自販機は店舗の外に設置しており、21年度内に全国24店舗に設置。今年度は新たに30店舗への設置を計画している。

 同担当者は、「まだコロナ禍も先が見通せない状況ですので、こうしたお店以外で食べるという需要が続いていくと思います。今後は、新しい冷凍商品のメニューの開発も検討しており、商品の幅を広げていきたいと思います」と語った。

佐賀工場内で販売する商品(画像:プレスリリースより)

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