SBI証券は4月20日、全自動AI投資「SBIラップ」が2022年3月31日のサービス開始から、わずか15営業日で預り資産50億円を突破したと発表した。
「SBIラップ」預り資産50億円突破(出所:リリース)
一因として、手数料となる投資一任の運用報酬を年率0.66%(税込)と低価格に抑えながら、AIを活用した全自動投資を利用できることが評価されたと推測される。
ポイントが貯まる「SBIラップマイレージ」(出所:リリース)
22年4月運用分からは、「SBIラップ」の運用資産残高に応じてポイントが貯まる「SBIラップマイレージ」の提供を開始。「SBIラップ」を利用するユーザーに、「投信マイレージサービス」と同水準のポイント付与率により「SBIラップマイレージ」を提供し、「SBIラップ」を活用した資産形成を応援する。
同社は、今後も「業界最低水準の手数料で業界最高水準のサービス」を提供すべく、商品・サービスの拡充に努めていくとしている。
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