イケア渋谷店(東京都渋谷区)が4月25日、リニュアルオープンした。利用客の要望を受け、個人向けだけでなく、ビジネス向けのアイテムやルーム展示を拡充。フォーマルなオフィス空間と自宅のアットホームな空間の融合を図るなど、北欧家具を扱うイケアならではのビジネス空間を提案する。リニューアルの見どころや、人気アイテム、出店から約2年を迎える都心型店舗(原宿、渋谷、新宿の3店)の特徴などを探った。
「最近、オフィスをアットホームな空間にしたいという要望が多い」
こう話すのは、イケア渋谷店マーケットマネジャー(店長)の青木エリナさんだ。オフィスといえば、フォーマルな空間をイメージすることが多いが、近年は、木材など温かみのある素材を好む声が多く、ダイニングテーブルをあえてビジネス用途で使いたいといった声もあるという。
今回のリニューアルでは、5階フロアに法人・ビジネスオーナー向けのプランニングスペース「IKEA for Business」を開設。不動産会社をイメージしたルームセットには、事務エリアにダイニングテーブルを置いたほか、接客エリアにはシステムキッチン用のカウンターを配置した。ビジネス空間でありなが、どこかアットホームな雰囲気をまとう、イケアならではの空間デザインを提案している。
ほかにも、インテリアプランニングの説明を受けられる専用カウンターやスタジオを新設した。予約なしで専任アドバイザーの意見を聞くことができるほか、インテリアの組み合わせなど暮らしのヒントが学べるセミナーも開く予定だという。
個人向けのアイテムを扱う6階フロアでは、都市部で暮らす人を想定し、1人暮らしや2人暮らし向けのリビングルームや収納家具を中心に展示している。
ここでも、利用客の要望を受けて、コロナ禍で定着するテレワークをイメージしたルームセットを展示。これまでは中央にベッドを置いていたのを、ソファに置き換え、よりテレワークの空間をイメージしやすいように工夫した。
イケア・ジャパンPRチームの宇治野慎吾さんによると、「ソファやクッション、ひざ掛けをコーディネートしてすべて一緒に見たい」という要望があったといい、これまで各階に分散していたこれらのアイテムをすべて6階フロアに集約した。
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