就職情報サイトを運営する学情(東京都千代田区)は企業の人事担当者を対象に、働き方改革に関するアンケートを実施した。働き方改革で取り組んでいることの1位は「有給休暇取得の奨励」(87.2%)だった。
2位は「時間外労働(残業)の削減」(80.0%)、3位は「長時間労働の是正」(73.8%)という結果に。
回答者からは「有給休暇の取得や残業の削減で生産性が高まった。生産性の高い仕事をすることで、社員の年収が上がった」「残業時間の削減を推進し、離職率が下がった」などの意見が挙がった。
働き方改革の推進によって解決を期待している課題を聞くと「社員の定着における課題」が51.0%で最多だった。次いで、「経営における課題」(19.3%)、「採用における課題」(13.4%)という結果に。
回答者からは「若い世代の定着のためには、働きやすさが不可欠」「従業員の仕事・生活への満足度を高めることで、顧客満足度向上を図っていきたい」などの声が挙がった。「社員の定着」と「生産性の向上」を図りたいと考える企業が多いことが分かった。
調査は4月19〜22日、企業人事担当者を対象にインターネット上で実施した。有効回答数は397人。
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