レクサスLXとは、要するにトヨタランドクルーザーのレクサス版である。と書くとレクサスの人に怒られるかもしれない。「ランクルのガワ違いにならないことをスタートラインに設計しました」と念を押されているからだ。
いやまあ作る側の意識はそうなのかもしれないし、多分レクサスの全てのクルマは「トヨタのガワ違いじゃない」ということなのだろうけれど、レクサスLXと聞いて「ああ、あれね」とならない人には、とりあえずそこから説明を始めないと話がややこしくなり過ぎる。なので、いろいろ工夫もしているし、ただのバッヂエンジニアリングではないことを一応断った上で、空気を読まずにレクサス版のランクル呼ばわりすることをご容赦願いたい。
レクサスLX
プラットフォームはGA-Fと呼ばれるTNGA世代のラダーフレームであり、ランドクルーザーおよび北米向けのタンドラと共用する。今回のポイントはこのフレームである。
この連載の読者の中にどの程度レクサスLXの購入を真剣に検討している人がいるのかは分からないが、ITmediaビジネスオンラインは、基本的にはビジネスニュースなので、バイヤーズガイド的なお話はひとまず置いて、レクサスの競争力の源泉となる技術がどうなっているのか、さらに、商品企画とその仕上がりを確認するという形を取りたい。
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