マイナビは「2023年卒 大学生Uターン・地元就職に関する調査」の結果を発表した。地元就職を希望する理由を聞くと、「両親や祖父母の近くで生活したい」が過半数を占めた。
23卒の就活生が地元(Uターン含む)就職を希望する割合は62.6%(前年比4.8ポイント増)で、2年連続増加した。
同社は「以前は都市圏の大手企業などへの就職意向が高まり、地元就職希望が減少していた。しかし、コロナ禍以降は経済状況が不透明であることなどから地元就職意向が高まっている。オンラインでのインターンシップや就職活動が普及し、地元を離れていても情報収集をしたり選考が受けられたりする点も、地元就職意向を後押ししている要因ではないか」と推測した。
地元(Uターン)就職を希望する学生にその理由を聞いたところ、「両親や祖父母の近くで生活したい」が最も多く51.6%だった。次いで2位は「実家から通えて経済的に楽だから」(45.9%)、3位「地元(Uターン先)での生活に慣れているから」(41.6%)という結果に。
働き方や住む場所の理想について自由回答で聞くと、「実家から徒歩で行き来できるくらいの距離の家に住み、頻繁に会えるような過ごし方をしたい」「実家でお金をためながら、プライベートや家族との関係を重視し、仕事と両立させながら働く」などの意見が挙がった。仕事に慣れるまでは家族のサポートが必要という考えや、実家で暮らすことで経済的な不安をなくしたい考えの学生が多いことが分かる。
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