米国の規制で存亡の危機に直面した中国通信機器大手ファーウェイ(華為技術)が、戦いに勝つための武器として、世界から「天才少年」を招聘すると表明したのは2019年6月。
以降、同社は破格の待遇で中国のトップ大学から20代の新鋭をかき集めてきた。
エンジニア争奪戦の激化を背景に、日本でも新卒エンジニアに1000万円を超える年収を用意する企業が登場しているが、ファーウェイで天才少年として採用された人材は最低でも約1500万円、最高ランクだと4000万円の年棒で迎えられる。
先月、同社は世界に向け「学歴不問、5倍の年収」で天才少年の公募を始めた。今年1月にはロシア人2人を採用しており、日本からも優秀な若手研究者が引っ張られるかもしれない。
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