2022年が始まり、日本はオミクロン株が猛威を振るう中で、受験シーズンに突入した。
1月に行われた大学入試共通テストでは、さらに津波、刺傷事件、カンニング、過去最低の平均点……と、歴史に残る混乱ぶりだった。このニュースを見ていた中国人の知人は、「22年の中国の大学入試も、平均点が過去最低になるかも」と思ったという。
過熱する受験戦争、学歴社会を抑えるため、中国教育部(日本の文部科学省に相当)は21年7月に宿題と学習塾を規制する「双減政策」を発令した。1月28日には、大学入試の競争を抑制する規制も発表された。
規制後初めての大学入試は今年6月に実施される予定で、影響が注目されている。今回は、日本人に話すと驚かれる“不公平”な中国の大学入試制度と、1月末に発表された規制の中身を紹介したい。
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