20年から始まったコロナ禍のステイホームでは、エアコンを買い替えたり新たに設置した家庭も多いだろう。とはいえ、古い製品を使っている一般家庭もまだまだある。
ダイキンが4月8日に発表した「エアコンの健康寿命に関する意識調査」によると家庭にあるエアコンのうち、製造から12年以上が経過したエアコンは32.8%、10年前後のエアコンは17.8%あり、合わせると約50.6%が10年を超えているのだ。
また22年3月の内閣府の消費動向調査によれば、2人以上の世帯におけるエアコンの平均使用年数は13.7年。14年前後で買い替えていることになる。
しかし、メーカーが想定しているエアコンの「設計上の標準使用期間」は10年。つまり10年以上が経過し、故障が発生しやすくなったエアコンを使い続けている家庭が全体の半数以上というわけだ。
コロナ禍のリモートワークの広がりにより、メーカー各社ともこの数年、エアコンの売り上げを大きく伸ばしているが、10年以上経過するエアコンが約半数ということは、まだまだ商機はある。
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