ワークマンの人気商品「真空ハイブリッドコンテナ」 担当者も予想外なアウトドア以外のニーズ低価格の秘密は?(2/3 ページ)

» 2022年05月17日 08時00分 公開
[上間貴大ITmedia]

なぜ安い? ソロテントは4900円で展開

 また、キャンプ必需品である「BASICドームテント 1人用」は4900円で展開している。「一桁書き忘れたのか」と思う価格であるが、間違いなく4900円だ。構造はシンプルなドーム型で、背面にはベンチレーションを備え、換気できる仕様とした。また、内部には収納ポケットやランタンなどをつるすフックも付けた。

ワークマン BASICドームテント 1人用

 その他にも「燃え広がりにくいローチェア」(1780円)や寝袋の「BASICスリーピングバッグ」(1500円)などを展開。キャンプの必須アイテムであるテント(4900円)、チェア(1780円)、シュラフ(1500円)、テーブル(980円)、ランタン(780円)の5つを1万円以下でそろえられる価格設定とした。

 なぜ、そこまで安くできるのか。その秘密は素材にあるという。同社がプライベートブランド(PB)で展開するキャンプ用品は、職人向け商品の開発で磨いてきた独自素材を横展開している。4900円の1人用テントはウェア3人分の素材が必要になるという。独自素材を活用することで「プロ仕様」の高い機能性を搭載できるほか、生地を大量発注し価格を抑えることも可能とした。

ワークマン ウェアの機能性素材をキャンプ用品に応用

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.