「給与の前借りをしたことがある」 どんな人が多いのか：20代の働く男女に聞く

[ITmedia]

　給料の前借りをしたことがある人は、どのくらいいるのだろうか。20代の働く男女に聞いたところ「前借りをしたことがある」と答えたのは5.67％にとどまったが、「前借りをしたいと思ったことがある」は27.0％にも達していることが、組織DX.comの調査で分かった。

給料の前借りをしたいと思ったことがありますか（出典：組織DX.com）

　実際に前借りをしたことがある、または前借りをしたいと思ったことがあると答えた人を男女別に見ると、男性38.67％、女性26.66％。女性よりも男性のほうが前借りに対して、積極的な人が多いことがうかがえた。

　また、居住地別では「東京都」（41.27％）が最も多く、次いで「愛知県」（29.51％）、「大阪府」（28.0％）、「福岡県」（22.86％）、「宮城県」（16.66％）という結果に。「東京都は他県に比べて物価が高めの傾向があり、家賃や生活費の出費も多くなりがちであることからこのような結果になったと思われる」（組織DX.com）

（提供：ゲッティイメージズ）

　実際に前借りをしたことがある人を見ると、正社員4.12％に対して、契約・派遣社員が18.18％。この結果について、組織DX.comは「正社員に比べて契約・派遣社員は給料が低めの傾向にあることから、不足分を補うために給料の前借りを検討する人が多くなっていると思われる」とコメントした。

　インターネットを使った調査で、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、福岡県に在住の20代の働く男女300人が回答した。調査日は2021年10月11日。