消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
夫婦のコミュニティ「フタリノ」を運営するボーダレス・ジャパン(東京都新宿区)は、1600組の夫婦を対象に「コロナ時代の新婚旅行」に関するアンケート調査を実施した。 新婚旅行の行先について、4割超が「延期・保留中」と回答し、「新婚旅行をやめた」も2割に上った。
コロナ禍の渡航制限や隔離措置の影響で、海外旅行を選択した夫婦はわずか3%だった。行き先を国内に切り替え新婚旅行を楽しんだカップルは32%、残りの60%以上は新婚旅行に「行っていない・やめた」という結果になった。
新婚旅行先として人気を集めたのは「国内リゾート」で、沖縄や、宮古島・石垣島などの離島で楽しんだという声が多く聞かれた。
また、新婚旅行の宿として予約指名する数が最も多かったのは全国で「星のや」「界」「リゾナーレ」などを展開する「星野リゾート」だった。
同社は軽井沢や竹富島、北海道など全国に展開しており、「星野リゾートで贅沢した」という声が多く聞かれた。
国内観光やレジャーで人気だったのは、北海道、仙台、伊勢・名古屋や富士山近くのキャンプ場、ディズニーリゾートなどの声が挙がった。
ボーダレス・ジャパンは、「新婚旅行を取りやめそのお金で結婚式をリッチにしたり、マイホームや車の購入を決断する夫婦もいて、自分たちらしい楽しみ方やお金の使い方を見つけている新婚夫婦の様子もうかがえた」とコメントした。
調査は、「フタリノ」のフォロワーを対象に、インスタグラムストーリーで募集した。調査日は5月16日、有効回答数は1641人。
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