消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
SOMPOひまわり生命保険(東京都新宿区)は、世界保健機関(WHO)が制定した5月31日の「世界禁煙デー」にあわせ、喫煙習慣がある家族と同居する全国の非喫煙者約1000人を対象に、同居家族への感情などを調査をした。
喫煙習慣がある同居家族に対して不快に感じたことがあるかという質問について、73.1%が「不快に感じたことがある」と回答。男性よりも女性のほうがより不快に感じることも分かった。
具体的に不快に感じた理由は、「煙が臭い」(671人)が最も多かった。次いで「衣類や頭髪にタバコのにおいがつく」(419人)が多く、たばこのにおいに敏感になっていることがうかがえる。以下「室内の壁などが汚れる」(298人)、「口臭がする」(242人)、「火の始末に敏感になる必要がある」(148人)、「外出時に喫煙が終わるまで待たされる」(147人)と続いた。
同居する家族の禁煙を望む理由で一番多かった回答は、「喫煙者の健康面が心配」(657人)で、「家の中のにおいが気になる」(403人)、「自分への健康被害が心配」(380人)などよりも喫煙する家族を気遣う結果となった。
禁煙を促す際にとった行動は、「喫煙者自身の健康を心配する」(292人)、「周囲への悪影響(受動喫煙)を伝える」(241人)と回答した人が多かった一方、「たばこによって咳が出たように演出する」(84人)、「たばこを隠す、処分する」(33人)といった行動に出る人も一定数いることが分かった。
インターネットを使った調査で、全国の20〜60代の男女1051人が回答した。調査期間は4月28〜5月9日。
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