ダイレクトマーケティングなどを手掛けるヴィアックス(東京都中野区)は6月1日、勤怠管理サーバに対する第三者の不正アクセスによる攻撃を受けたと発表した。現時点で、従業員や扶養者など最大6841人の個人情報の毀損が発生。顧客や取引先の個人情報は含まれていないという。
同社が発表した経緯によると、4月1日午後10時10分頃に攻撃が発生。2日午前8時15分に勤怠システムにアクセスできないとの一報があり、勤怠・人事給与システムサーバの全ユーザーデータが、何者かにランサムウェア(身代金要求型ウイルス)によって暗号化されていることが確認された。
情報毀損が発生したのは、従業員や扶養者など最大6841人分の個人情報。氏名や住所、勤怠システムデータや支払い給与データが含まれる。
勤怠システムWebサーバのメンテナンスを実施する際、外部からのWebサーバにリモートデスクトップ接続を可能としていた。そのため、必要なパスワードが総当たり攻撃によって推測され、不正侵入されたとみられる。
今回の攻撃について調査した結果、影響範囲や被害状況は特定済みで、二次被害は発生しなかった。その後、サーバに対するセキュリティポリシーの強化やユーザーパスワードの強度向上、ネットワーク環境の設定変更など再発防止策を実施した。同社は、「今後も、その他セキュリティ対策や監視体制の強化、社内規定の厳格化など再発防止に努める」としている。
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