電気、半導体、造船など日本には、かなりの「お家芸」が存在した。だが、成功体験から脱しきれなかったことと、デジタルを駆使した潮流に乗り切れず敗北したのは誰もが知るところだ。
これに加えて自動車産業でも敗北すれば、日本のモノづくりの文化は終了する。米国のようにモノづくりを捨てて、金融、ITなどのサービス産業にシフトするしか道はない。
最終的なパワートレインは、1つか2つに収れんされていくと考えたほうが自然だろう。トヨタも、流れが確定した時点で全方位から何かに絞っていく戦略を取るかもしれない。理想的には「技術のすり合わせが必要な電気自動車」を発明できれば、欧州主導のEVの流れをひっくり返すこともできると筆者は思っている。もしくは、一切CO2を排出しない革命的なICEを開発することだ。
鼻から「そんなのできない」と諦めるのか、チャレンジしてみるのか。トヨタはHEVを発明したのだから、筆者はチャレンジしてほしいと思っている。
CNを実現するための「山の登り方」について最適なものは何か。多くの経営者が考える必要があるのは間違いない。そうしなければ温暖化対策が手遅れとなるからだ。
経営者の覚悟が問われる時代になった。
トヨタ自動車がソフトウェアエンジニアの採用を強化する理由 キャリア採用増やし、働き方や風土を変えていく
「この企業に勤める人と結婚したい」ランキング トヨタ自動車、任天堂をおさえての1位は?
トヨタグループの「アイシン」が美容商品を手掛けた理由 都内有名サロン6店舗とコラボ
「希望退職を募集することになったら、私はJALを辞めます」 日本航空・菊山英樹専務
上場企業の「想定時給」ランキング、3位三井物産、2位三菱商事 8000円超えで「ぶっちぎり1位」になったのは?
「年商1億円企業の社長」の給料はどれくらい?
リニアを阻む静岡県が知られたくない「田代ダム」の不都合な真実Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング