動画配信ランキング 『SPY×FAMILY』『井上 vs ドネア』は何位にランクインした?GEM Partners調べ

» 2022年06月16日 12時10分 公開
[ITmedia]

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 デジタルマーケティングなどを提供するGEM Partners(東京都港区)は6月15日、複数の定額制動画配信サービスを横断して集計した「配信サービス視聴者数ランキング」(6月4〜10日)を発表した。1位はアニメ『SPY×FAMILY』(238ポイント)で、7週連続で首位を獲得した。

 原作はWebマンガ誌「少年ジャンプ+」で連載中の同名漫画。4月9日の配信開始以降、視聴者数ポイント(実査日において過去1週間以内にコンテンツを見た人の多さを示したもの)を着実に伸ばし、5月第1週に200ポイント超えを達成。

 今週は、前週の270ポイントから減少したものの、6週連続で200ポイント以上を維持する結果になった。

SPY×FAMILY 1位は7週連続で「SPY×FAMILY」(公式Webサイトより引用)

 2位は『名探偵コナン』、3位は、初登場の「WBA・IBF・WBC 世界バンタム級王座統一戦 井上尚弥 vs ノニト・ドネア」だった。

 「WBA・IBF・WBC 世界バンタム級王座統一戦 井上尚弥 vs ノニト・ドネア」は、Amazonプライム・ビデオで6月7日に独占ライブ配信されたほか、アーカイブ視聴も含めて視聴者数63ポイントを獲得した。

 同じく、Amazonプライム・ビデオで4月9日に独占ライブ配信された「WBA&IBF 世界ミドル級王座統一戦 ゲンナジー・ゴロフキン vs 村田諒太」が初登場9位、視聴者数ポイントが27ポイントだったことと比較すると、「世界バンタム級王座統一戦」はより注目を浴びたことがうかがえる。

 視聴者の内訳をみると、男女比は約6:4と若干の男性寄り、年代別では50代で特に高い視聴者数ポイントを集めた。

SPY×FAMILY 2022年6月第2週の「配信サービス視聴者数ランキングTOP20」(GEM Partners調べ)

 今週は、4作品が圏外からランクアップしてTOP20入りを果たした。そのうち、最も上位にランクインしたのは、前週35位から9位に急上昇した『前科者』。

 1月28日に劇場公開された映画『前科者』が、6月1日にAmazonプライム・ビデオで見放題独占配信が始まった。男女比は約6:4と若干の男性寄り、年代別では50代で特に高い視聴者数ポイントを集めた。

 そのほか、圏外からランクアップしてTOP20入りした作品には、前週31位から13位となった『ポケットモンスター』シリーズ、前週22位から15位となったディズニープラスのオリジナル作品『オビ=ワン・ケノービ』、前週47位から18位となった『アオアシ』がある。

 ランキングは、19の定額制動画配信サービス(ABEMAプレミアム、Amazonプライム・ビデオ、Apple TV+、dTV、dアニメストア、FOD、Hulu、J:COMオンデマンド、Netflix、Paravi、Rakuten TV、SPOOX、TELASA、TSUTAYA TV、U-NEXT、アニメ放題、ディズニープラス、バンダイチャンネル、ひかりTVビデオサービス)の視聴者数ポイントを横断して集計。調査対象期間は6月4〜10日で、日本在住の15〜69歳男女を対象に実施した。

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