実際に手に持ってみると、OKOMEIROは従来のブロックと異なり、角が丸みを帯びていた。踏んでも痛くないよう安全にも配慮した上、組み立てやすく外しやすい「二重バネ構造と角丸形状」に進化した。
角が丸みを帯びている(プレスリリースより引用)
収納容器には、親世代の要望を詰め込んだという。「親御さんからの要望で、特に多かったのは、楽に片付けができることです。容器のふちにちりとりのようなスロープをつけ、ブロックをかき集められる仕様にしました」(高橋さん)。その他、ほこりがたまりづらいよう、ブロックポッチがついたプレイスペースを、あえてふたの内側に取り付けた。
ちりとりの要領で片付けができる(プレスリリースより引用)
OKOMEIROは、ライスレジンのもともと色味を生かした、くすみカラーのような優しい色合いをしている。日本の主食からできていることを踏まえ、カラーリングも日本の伝統色を参考にしたという。
日本の伝統色からうまれたくすみカラー(プレスリリースより引用)
ブースには、同社社員の子どもたちが「キリン」をテーマに作った作品が展示されていた。「テーマは同じでも、1つとして同じものはありません。子どもたちの発想力や想像力は無限大なのです」(高橋さん)。そのため、OKOMEIROには組み立て例のような説明書はなく、色にも名前をつけていない。子どもたちそれぞれが好きなように色を呼び、組み立て遊んでもらいたい、という配慮からだ。
子どもたちが「キリン」をテーマに作った作品
OKOMEIROは、8月から同社公式直販サイトにて先行発売を開始し、一般発売は2023年3月を予定している。また、売上の一部は、こども食堂に寄付するという。「間接的ですが、玩具メーカーとして未来を担う子どもたちへの一助になればと思っています」(高橋さん)。
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