チョロQ、ゼンマイからモーターへ 進化のきっかけは自動車EV化これが次世代チョロQ(1/2 ページ)

» 2022年06月16日 17時55分 公開
[菊地央里子ITmedia]

 タカラトミーは、ゼンマイを搭載せず、モーター駆動で走る「チョロQ」を今夏発売する。“チョロチョロ走るキュートなクルマ”をキャッチコピーに、1979年に誕生、80年に発売を開始した同社の看板商品は、実際の車さながらの劇的な進化を遂げていた。6月16日に開幕した玩具の展示会「東京おもちゃショー2022」(東京ビッグサイト)で、実演担当者に話を聞いた。

Q “チョロチョロ走るキュートなクルマ”チョロQ

 プルバックゼンマイで走る俊敏な動力性と、デフォルメされたコンパクトでキュートなボディーデザインで人気に火が付いたチョロQ。これまでに累計約3000種を発売、約1億5000万個以上を出荷したという。

Q 80年代の初代チョロQ(プレスリリースより引用)

 新発売するチョロQは、サイズやデザインはほぼそのままだが、ゼンマイからモーター駆動で、後ろに引いて走らせる「プルバック遊び」ができるように進化した。「昨今の自動車のEV化の流れを受けて、チョロQとしてのEV化を進めました」(実演担当者)。革新的な進化が評価され、日本おもちゃ大賞2022アクション・トイ部門で大賞を受賞した。

Q 日本おもちゃ大賞2022アクション・トイ部門で大賞

 プルバックする回数で走り方が変化し、1回で直進、2回でランダムターン、3回でバックスピンと、3パターンの走り方が可能。プルバック4回ではロング直進にもなるなど、遊び方の幅が大きく広がった。

Q 小さな車体からさまざまな走りが繰り出される(プレスリリースより引用)
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