イオンは6月21日、同社のプライベートブランド(PB)「トップバリュ」のうち、3品目を7月4日から値上げすると発表した。それ以外の食料品・日用品など約5000品目は、7月以降も価格据え置きにする。2021年9月以降、価格据え置きを打ち出していた同社だが、初めて値上げに踏み切る。
今回値上げする3品目は、トップバリュベストプライスシリーズの「マヨネーズ」(158円から198円)、「ノンフライ麺」(58円から68円)、「外箱を省いたティシューペーパー」(188円から195円)。植物油脂や小麦の原料価格の高騰、急激な円安を理由としている。
同社は21年9月、トップバリュの食料品約3000品目の価格を、同年12月31日まで据え置くと発表。原材料価格の高騰や物流輸送コストの上昇により、食品メーカーなどが相次いで価格引き上げを表明するなか、21年12月に価格据え置き期間を22年3月31日まで再延長した。加えて、従来の食料品だけでなく、紙製品や家事消耗品といったトップバリュの日用消耗品約2000品目を新たに対象商品としていた。
22年3月には、価格据え置き期間を22年6月30日まで再々延長すると発表。物流の効率化や販売量の拡大といった企業努力で、原料・エネルギー高騰や急激な円安に対応していた。
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