2位には、21年の年間ランキングで3位だった『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』がランクインした。
西洋風のファンタジーな世界を舞台に、没落令嬢の主人公が、超エリートである次期公爵に契約結婚を持ち掛けられ、「きみを愛する気はない」といわれるも徐々に心を通わせていく物語。
同じく西洋風のファンタジーな世界を舞台にした恋愛マンガとして、『虐げられ令嬢とケガレ公爵〜そのケガレ、払ってみせます!〜』が3位、『間違いで求婚された女は一年後離縁される』が7位にランクインしており、「異世界ファンタジー」と「恋愛」を組み合わせた女性向けマンガの人気が高まっている。
4位には、今年春のアニメ化をきっかけに人気が上昇した『SPY×FAMILY』が入った。本作は19年に連載がスタートし、同年ブックライブの「読者が選ぶ、2019年新作おすすめマンガベスト100ランキング」にて、少年・青年マンガジャンル1位を獲得していた。
名門校潜入のために「家族」を作れと命じられた凄腕スパイの主人公。しかし、彼が出会った“娘”は心を読む超能力者、そしてなんと“妻”は暗殺者。互いに正体を隠したかりそめ家族が、受験と世界の危機に立ち向かう痛快ホームコメディー。
“スパイ”をモチーフにしたコメディマンガだが、ブックライブのレビューでは「(作品の)底に平和とは何かを問うテーマがあり、エンタメと重厚なテーマがうまくマッチしている」「いまの情勢だからこそ世界中で読んでもらいたい。平和が当たり前ではないことを」といったコメントが寄せられた。
コメントを踏まえ、同社は「ホームコメディーとして笑えるだけでなく、現代社会の情勢とあわせて考えさせられるところが、人気上昇のポイントかもしれない」と分析している。
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