そうは言ってもホンダは「走りの会社」だ。開発でも「車酔いしにくい構造」「乗り心地」「走行性」のバランスを取ることに非常に苦労したという。開発にはかなりの時間を要した。
「視界を良く保てるインテリアができても、それを動かす足がちゃんとしていなかったら台無しです。音も静かに、それでいて走行性もよい車を1台で完結させるのは非常に難しかったですね。常に車に乗りながらチェックし、自分でも運転し、原因究明をし、また改善の繰り返しでしたね」(蟻坂氏)
新型ステップワゴンは2月に予約受付を開始し、既に2万5000台を超える注文があったという。販売目標は月に5000台なので、順調なスタートだ。
蟻坂氏は「まずはしっかりとお客さまに新型ステップワゴンを届けていきたいです。街中でステップワゴンが走っている様子が、多くの方の目に触れれば触れるほど、魅力が伝わるのではないかと考えています。今後はお客さまと向き合っているディーラーさんや購入されたお客さまからのコメントを見定めたうえで、ステップワゴンをどうやって育てていくかを考えていきたいです」と意気込んでいる。
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