毛筆初心者でもOK 小回りが利く筆ペン「ふではじめ」を発売：45年愛されるロングセラー

[ITmedia]

　ぺんてるは7月12日、毛筆初心者向けの筆ペン「ぺんてる筆　ふではじめ」に発売する。価格は440円。

毛筆初心者向けの筆ペン「ぺんてる筆　ふではじめ」を発売

　ぺんてる筆は毛筆筆ペンの先駆けとして、1976年に登場。本物の筆のような書き心地を特徴としているが、毛筆に慣れていない人や初心者にとっては、筆記線をコントロールすることが難しい部分もあった。こうした課題を解決するために、ふではじめは穂先を従来より硬く、短くすることによって、コントロールしやすくしたという。

ふではじめの構造

　ふではじめの特徴は、3つある。1つめは、毛筆でありながらペンタイプのように小回りが利く書き心地を実現するために、穂先の硬さは、本格毛筆タイプの筆ペンに比べ3倍以上にした（同社「ぺんてる筆中字」比）。穂先の長さは、一般的なご祝儀袋や香典袋を書くのに適したサイズで、ノートや付せんへのメモなど、日常書きにも適しているという。

　2つめは、ボディにモダンテイストな和柄をデザインしたこと。黒インキには、縁起の良い意味を持つ「矢羽根柄」「鱗柄」「麻の葉柄」、うす墨インキには「霞柄」の計4種を用意。「ペンケースに入るコンパクトなサイズで、キャップは筆置きのように使うことができる」（ぺんてる）。

　3つめは、書いたあとすぐに触れても汚れない速乾インキを採用していること。顔料タイプに比べ、インキ色が鮮やかでインキ吐出もスムーズな染料タイプのインキを採用している。