「戸建て」と「マンション」どちらに住みたい? LINEリサーチが調査

» 2022年06月30日 10時10分 公開
[サトウナナミITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。

 LINEが運営する「LINEリサーチ」が、「理想の住まいのタイプや住みたいと思う理由」について調査を実施した。その結果、理想の住まいのタイプは、全ての年代で「戸建て(購入)」が最も多い結果となった。

理想の住まい 理想の住まいのタイプや住みたいと思う理由

 「戸建て(購入)」との回答は53%で、圧倒的な割合の高さだった。次いで「マンション・アパート(購入)」(15%)、「マンション・アパート(賃貸)」(15%)と続いた。また、「分からない」という人も各年代で1割以上いる結果となった。

 戸建てを購入して住みたいと思う割合は、女性より男性の方がやや高く、最も高い割合は40代男性で、6割弱が回答した。一方で、20〜30代では男性よりも女性の割合が高い傾向となった。

 20代では「マンション・アパート(賃貸)」と回答した人の割合が他の年代に比べるとやや高く、特に20代男性では2割超となった。また、「マンション・アパート(購入)」とした人は年代が上がるにつれて割合が高くなり、60代では2割を超える人が回答。中でも、60代女性では割合が高く、3割弱が回答する結果となった。

理想の住まい 将来、一番住みたいと思う住まいのタイプは?(LINEリサーチ調べ)

 「戸建て(購入)」に住みたいと思う理由は、「インテリアを自由にこだわりたい、自分の理想の暮らしになるように間取りを構成したい」(女性/20歳)、「物音をそこまで気にしないでよいし、実家が戸建てでとてもよいと思ったから」(女性/33歳)、「自由設計ができ、将来もリフォームなどをして住めるし、子供・孫と同居したいから」(女性/57歳)など、生活音を気にしなくてよいというコメントや、子育てのことを考えた内容のコメントが集まった。

理想の住まい (画像提供:ゲッティイメージズ)

 「マンション・アパート(購入)」に住みたいと思う理由では、「家のメンテナンスや自宅周辺の掃除の煩わしさがない」(男性/40歳)、「資産になるし、生活状態が変わり不要になったら売却しやすい」(男性/60歳)といった、戸建てにあるようなメンテナンスがいらないことや、高齢になったときのことを考慮した意見が寄せられた。

 一方で、「マンション・アパート(賃貸)」に住みたいと思う理由は、「一カ所に大金を払ってそこに一生住み続ける覚悟が無い」(男性/24歳)、「戸建ての購入とコストがほとんど変わらないのに、税金がかからないから」(男性/33歳)などの、ライフスタイルに合わせて自由に引っ越しがしたい、いろいろなところに住み移りたいといった声があがった。

 調査は5月2〜5日に、日本全国の15〜64歳の男女でLINEユーザーを対象に実施した。有効回収数は5254件。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.