TOTOなどトイレ関連6社が運営している「学校のトイレ研究会」(東京都渋谷区)は「2021年度全国自治体アンケート調査」を実施し、その結果を発表した。学校トイレの感染症対策として実施していることを聞いたところ、「便器の洋式化」(90%)が最も多いことが分かった。
2位の「手洗いの自動水栓化」は67%で、2年で32ポイントも増加。「小便器の自動洗浄化」(50%)、「トイレ照明の自動化」(45%)といった“非接触=タッチレス”に関する項目が年々増加していることがうかがえた。
学校のトイレで、感染症対策として今後有効と思われるものを尋ねたところ「手洗いの自動水栓化」(87%)が最も多く、次いで「小便器の自動洗浄化」(69%)。「感染症対策の中でも、特に非接触化の強い意向が反映されている」(学校のトイレ研究会)
廊下などにある手洗い場は、今後どのような方針を考えているのだろうか。この質問に対し、「手洗いの自動水栓化(一部)」(49%)が最も多く、1年で14ポイント上昇。4位の「手洗いの自動水栓化(全部)」(20%)は2倍近く伸びている。「非接触化をはじめ、水石けんやアルコール製剤の設置が今後の方針として考えられているようだ」(同研究所)
全国113の自治体が回答。調査時期は2021年11月。
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