KDDIは7月4日、2日から発生しているauなどの通信障害について、音声通話、データ通信を含め全国的にほぼ回復したと発表した。通信障害の発生から62時間以上がたった4日午後4時での発表だった。午後5時時点で、ネットワーク試験の検証を実施していて、「本格再開時間は別途、案内する」という。
同社によれば、今回の障害はVoLTE交換機という設備に障害が出て、通信に輻輳(ふくそう)と呼ばれる混雑状況が生じたために発生したという。
KDDIの高橋誠社長は3日に開いた記者会見で、「今回の障害を精査した上で補償を検討する」と話した。個人法人を問わずに補償を検討する方針を示している。
「カスタマーサービスにもたくさんの意見をいただいいているところだ。ただ今(の時点で)は一律に補償するという回答は持ち合わせていないので、補償については今回の障害の内容をもう少し見た上で検討していくということで、カスタマーの方にも回答させていただいている」(高橋社長)
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