「Suicaの新キャラ」投票が盛り上がる 「猛反発からファン化」構造に見る既視感(1/3 ページ)

» 2026年09月17日 14時04分 公開
[城戸譲ITmedia]

視聴無料・LIVE配信:
「AI格差」を乗り越え自走する現場をつくる「変わる情シス 2026 夏」

photo

  • 開催日:9月14日(月)〜 9月18日(金)
  • 形式:オンラインセミナー
  • 参加費:無料

著者紹介:城戸譲

photo

1988年、東京都杉並区生まれ。日本大学法学部新聞学科を卒業後、ニュース配信会社ジェイ・キャストへ入社。地域情報サイト「Jタウンネット」編集長、総合ニュースサイト「J-CASTニュース」副編集長、収益担当の部長職などを歴任し、2022年秋に独立。現在は「ネットメディア研究家」「炎上ウォッチャー」として、フリーランスでコラムなどを執筆。政治経済からエンタメ、炎上ネタまで、幅広くネットウォッチしている。


 JR東日本が、長年親しまれてきた「Suicaのペンギン」に代わる新たなイメージキャラクターの選定を進めている。現在、3つの候補案から1つを選ぶ投票イベントが開催中だ。

JR東日本が「新キャラクターデザイン投票」を呼び掛けている(出所:公式Webサイト、以下同)

 現在の「Suicaのペンギン」は、千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」なども手がけたイラストレーター、坂崎千春さんによるデザインである。2001年のSuicaサービス開始以来、20年以上にわたり交通広告やオリジナルグッズ、駅構内のキャンペーンなどにキャラクターが使われ、日常の風景に溶け込んでいた。

 それだけに、キャラクター交代が発表された直後はSNS上で、「ペンギンを返してほしい」「今のままでよかったのではないか」といった戸惑いの声が相次いだ。

 さらに「投票によって新キャラクターを決める」というプロセス自体に冷ややかな視線を送るネットユーザーも少なくない。その背景に、2018年に同社が行った「高輪ゲートウェイ駅」の駅名公募がある。当時、応募数の上位には「高輪」「芝浦」「芝浜」といった地名が並んでいたにもかかわらず、最終的に選ばれたのは130位の「高輪ゲートウェイ」だった。この経緯から「結局は出来レースであり、ユーザー投票はポーズに過ぎないのでは?」という不信感を持つ人が一定数存在したのだ。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR