吉野家は、特定保健用食品の許可を獲得した冷凍牛丼の具「トク牛サラシアプレミアム」を7月11日より販売開始した。同社の発表によると、構想から8年、申請から4年を費やし、外食チェーンで初めて特定保健用食品の許可を獲得したという。食後高血糖を気にして丼ものから遠ざかっている層に向けて訴求する。
「トク牛サラシアプレミアム」は、食事から摂取する糖の吸収を減らし、食後の血糖値上昇が緩やかとなる有効性、安全性が国によって認められた特定保健用食品。
脂肪の少ない特別仕様の肉を使用し、牛丼のたれには糖質の消化酵素の働きを阻害し血中のブドウ糖濃度の上昇をおだやかにするサラシアエキスの「サラシノール」を0.5ミリグラム配合した。ご飯はもちろん、うどんやパン、パスタ、カレーなどにトッピングしても有効性は同様だという。
血糖値は毎食後に誰でも上がるが、高い状態が続くと血糖と身体の中のタンパク質が結びつく「糖化」が生じやすく、肥満・老化・病気のリスクとなる。糖質は必須栄養素でもあるため、食後の血糖値を上げ過ぎず、うまく摂取することが重要だとされている。
そこで同社は、食後高血糖を気にして丼ものから遠ざかっている人にも安心して提供できるようにするため、「食後の血糖値上昇をゆるやかにする」商品を開発したと説明する。
トク牛サラシアプレミアムの希望小売価格は505円。公式通販ショップ、イオン、イオンスタイル(北海道・九州・沖縄除く)で販売する。
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