ローソンは2023年2月期第1四半期の連結決算を発表した。売上高に当たる営業総収益は2377億5600万円(前年同期比40.5%増)で、過去最高を記録。営業利益は132億7900万円(同25.1%増)、経常利益は135億9900万円(同30.8%増)だった。
純利益は80億2900万円(前年同期比42.4%増)で、前年同期と比較して23億円の増益だった。19年度同期比で約1割増と、コロナ前の業績を上回った。
国内コンビニエンスストア事業の営業総収入は1662億9300万円(前年同期比58.4%増)、セグメント利益は81億5800万円(同23.2%増)だった。国内コンビニエンス事業は20年以降コロナ禍で大きく打撃を受け、未だコロナ前の業績には戻っていない。コロナ前の同時期である20年2月期第1四半期決算の営業総収入は1177億200万円、セグメント利益は110億9500万円と、営業総収入は上回るものの、利益は引き続き苦しい状況が続いた。
今期は店内のキッチンで調理した弁当や調理パンなどを提供する「まちかど厨房」が好調で、売上高は前年比で約4割増だった。導入店舗は22年5月末で8546店舗に拡大しており、22年度は新たに1300店舗規模で導入を予定している。他にも、発売4日間で100万個を突破した「生カスタードシュークリーム」や「からあげクン たっぷりタルタルソース味」などの新商品がヒットした。
チケット事業、シネコン事業などのエンタテインメント関連は、20年以降新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込んでいたが、人流回復に伴い大幅に回復。営業総収入は169億1900万円(前年同期比9.2%増)、セグメント利益は11億1600万円(同230.6%増)だった。コンサートやライブイベントの開催が活況となったことや、3年ぶりの行動制限のない5月の大型連休で売り上げが伸長した。
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