大阪万博「行きたい」約3割 20代の関心度が低下傾向に開催まで3年(1/2 ページ)

» 2022年07月13日 16時00分 公開
[秋月かほITmedia]

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 三菱総合研究所(東京都千代田区)は、2025年開催の大阪・関西万博に関する意識調査を実施した。全国2000人の回答結果から、万博開催期間中に「来場したい」と考えている人は約3割であることが明らかになった。

photo 「大阪・関西万博に関する意識調査」の結果は?(公益社団法人2025年日本国際博覧会協会より)

 同研究所は21年4月以降、半年ごとに同様の意識調査を実施し、今回で3回目となる。まず「大阪・関西万博に関する認知」を調べたところ、全国の認知度は80.4%→81.7%→82.4%(第1〜3回調査の結果、以下も同様)と微増していた。

photo 大阪・関西万博に関する認知・エリア別(以下プレスリリースより)

 エリア別に見ると、京阪神圏を除いた「その他西日本」では77.8%→86.2%→85.4%と推移し、京阪神圏の95.3%に次ぐ水準に上昇。年代別に見ると、30〜39歳では72.0%→75.9%→80.4%と上昇していた。

photo 大阪・関西万博に関する認知・年代別

30代で関心度が上昇 20代は減少傾向に

 次に「大阪・関西万博に関する関心度」を調査すると、全国では29.5%→30.9%→30.1%と大きな変化は見られなかった。エリア別では首都圏で23.8%→27.2%→30.4%、年代別では30〜39歳で29.2%→28.9%→34.5%と上昇している傾向が見られた。

photo 大阪・関西万博に関する関心度・年代別

 一方、21年4月の初回調査において、エリア別で最も関心の高かった京阪神圏は49.5%→47.6%→43.9%、年代別で最も関心の高かった20〜29歳は32.9%→28.4%→26.1%と減少傾向が見られた。

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