「ポメラ」に新モデル「DM250」登場 約4年ぶりの新機種、その狙いは?限定ホワイトモデルも(1/2 ページ)

» 2022年07月14日 09時37分 公開
[熊谷ショウコITmedia]

 キングジムは、デジタルメモ「ポメラ」シリーズの新モデル「DM250」(6万280円)を7月29日に発売する。ハード面ではバッテリー容量を増加したほか、USB Type-Cに対応。ソフト面では校正支援機能や脚本&台本の作成に適したシナリオモードを追加した。新ユーザー層の獲得と既存ユーザーの満足度アップが狙い。初年度の販売目標は8000台。

「ポメラ」シリーズの新モデル「DM250」ダークグレー(出典:プレスリリース、以下同)

 DM250は2018年発売の「DM30」以来4年ぶりとなる新機種で、16年に発売した「DM200」の後継モデルとなる。従来のダークグレーに加え、要望の多かったホワイトカラーモデルも250台限定で同社公式オンラインストアにて販売する。

※7月12日に予約受付を開始し、すでに完売

 サイズはダークグレー/ホワイトともにDM200と同じ263(幅)×120(奥行き)×18(高さ)ミリ。重さは約40グラム増え、約620グラムとなった。

「DM250」ホワイトモデル。マットな質感で、限定カラーに合わせたナチュラルな色味の専用ケースと液晶保護フィルムが付属する

約24時間の長時間駆動

 バッテリーは、フル充電でDM200より約6時間長い約24時間の使用が可能に。USB Type-Cに対応し、充電確認用LEDも新搭載したことで、本体を閉じた状態でもバッテリー残量を把握できるようにした。本体の構造を見直すことで、従来機と比較して打鍵音がより静かになったという。

バッテリー残量を色で把握できる

シナリオモードを追加

 ポメラ向けに最適化した日本語入力システム「ATOK for pomera(Professional)」も強化。校正支援機能や、縦書きの脚本や台本の作成に適したシナリオモードを追加した。1ファイル当たりの保存可能文字数は、DM200の2倍となる20万字に増加した。

縦書きに対応したシナリオモードを追加

可読性が高く、モダンで馴染みやすいキーボードデザイン

 キーボードはローマ字入力やUSキーボードで最も重要度が高い英字を中央に配置。フォントは可読性が高く、圧迫感を与えずにモダンな雰囲気を演出できる「AXIS フォント」を採用した。メインのボディカラーはDM200よりやや明るいダークグレーに設定したことで、キーのカラーとボディの色を分けることでキーの形を把握しやすくした。

日常にも馴染みやすいデザイン

入力にこだわったキーボードレイアウト

 US配列キーボードユーザー向けに、ポメラ用にカスタマイズしたUS配列を追加した。日本語入力に特化した「親指シフト」は、改良したレイアウトを1種追加したことでより入力しやすくなったという。

新たな親指シフトのレイアウト
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