消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
NTTドコモが運営するモバイル社会研究所は、防災に関するアンケート調査を実施し、15〜79歳の男女約9000人から回答を得た。スマートフォンで防災系アプリをインストールしている人の割合は年々、上昇傾向にあることが判明。インストール率が最も高かったアプリは「Yahoo!防災アプリ」で、70代を除く全ての年代で最もインストールされていた。
まず、スマホ所有者のうち防災系アプリを1つ以上インストールしている人の割合を調べたところ、2021年は48%だった。18年の32%から年々上昇していた。
年代別にインストール率を見ると、60代が61%で最も高く、次いで70代の57%、50代の56%と続いた。シニア層でインストール率が高い傾向にある。一方で、10代は36%、20代は34%と、シニア層に比べて低い傾向が見られた。
年代別にインストールしているアプリ名を調べたところ、「Yahoo!防災アプリ」が全年代高い水準となっており、70代を除き最もインストールされていた。「NHK・ニュース防災」はシニア層の割合が高く、70代では最も高く3割を超えていた。「NHK・ニュース防災」をインストールしたきっかけを調べると、6割超が「テレビ視聴がきっかけ」と回答。シニア層は若年層に比べ、テレビの視聴時間が長いため、このような結果になったとみられる。
アプリ別インストール率では、「Yahoo!防災速報」が29.4%と最も高く、次いで「NHK・ニュース防災」が16.0%、「ウェザーニュース」が13.4%と続いた。
調査は21年10月にWeb上で実施。全国の15〜79歳の男女9072人から回答を得た。
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