防災アプリのインストール率 3位「ウェザーニュース」、2位「NHKニュース・防災」、1位は?モバイル社会研究所が調査

» 2022年07月22日 05時30分 公開
[ITmedia]

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 NTTドコモが運営するモバイル社会研究所は、防災に関するアンケート調査を実施し、15〜79歳の男女約9000人から回答を得た。スマートフォンで防災系アプリをインストールしている人の割合は年々、上昇傾向にあることが判明。インストール率が最も高かったアプリは「Yahoo!防災アプリ」で、70代を除く全ての年代で最もインストールされていた。

モバイル社会研究所は防災アプリのインストール率を調査した(画像はイメージ、ゲッティイメージズ)

 まず、スマホ所有者のうち防災系アプリを1つ以上インストールしている人の割合を調べたところ、2021年は48%だった。18年の32%から年々上昇していた。

防災アプリのインストール率は年々上昇傾向にある(プレスリリースより、以下同)

 年代別にインストール率を見ると、60代が61%で最も高く、次いで70代の57%、50代の56%と続いた。シニア層でインストール率が高い傾向にある。一方で、10代は36%、20代は34%と、シニア層に比べて低い傾向が見られた。

防災アプリのインストール率はシニア層で高い傾向が見られた

 年代別にインストールしているアプリ名を調べたところ、「Yahoo!防災アプリ」が全年代高い水準となっており、70代を除き最もインストールされていた。「NHK・ニュース防災」はシニア層の割合が高く、70代では最も高く3割を超えていた。「NHK・ニュース防災」をインストールしたきっかけを調べると、6割超が「テレビ視聴がきっかけ」と回答。シニア層は若年層に比べ、テレビの視聴時間が長いため、このような結果になったとみられる。

「Yahoo!防災アプリ」のインストール率が全年代高い水準にある

 アプリ別インストール率では、「Yahoo!防災速報」が29.4%と最も高く、次いで「NHK・ニュース防災」が16.0%、「ウェザーニュース」が13.4%と続いた。

アプリ別インストール率は「Yahoo!防災速報」が29.4%と最も高い

 調査は21年10月にWeb上で実施。全国の15〜79歳の男女9072人から回答を得た。

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