仕事のことで、悩んでいる会社員は多い。会社の業績であったり、上司のことであったり、自分の成績のことであったり。うまくいくときもあれば、うまくいかないときもある。うまくいかなければ、多くの人は凹むわけだが、そうしたときお笑いをやっている人はどのように受け止めるのだろうか。
もちろん、すべての人が同じことを考えているわけではない。しかし、何らかの傾向があるのかもしれないと思って、奥山さんに聞いたところ、興味深い答えが返ってきた。
「会社員の多くは、仕事をしていて、うれしいと悲しいを繰り返しますよね。しかし、お笑いをやっている人の多くは、うまくいかないことをネタとして考えるクセがあるんです。で、その話を誰かに聞いてもらって、笑ってもらえれば『うれしい』と感じる。そうすると、『うれしい』と『うれしい』を繰り返すことができるので、仕事で悩んでいる人は、お笑いをやってみるのもアリかもしれません」
さて、話を冒頭に戻す。「会社対抗のお笑い大会」が実現すれば、どんなネタが飛び出すのか。みずほ銀行とKDDIのシステム担当者がコンビで出てきて「ウチの障害のほうが大変やってんでー」と不幸話を競い合ったり、トヨタとニッサンの幹部が出てきて「これからはやっぱり電気やで。移動は電車や」と鉄オタぶりを発揮したり。想像するだけで、ニヤニヤしてしまうではないか。
「うれしい」と「うれしい」を繰り返している会社員の話を、聞いてみたいものである。
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