東京メトロと東京メトロ都市開発(東京都新宿区)は、鉄道施設をリノベーションしたSOHO型賃貸住宅「メトロステージ代々木上原」を9月上旬にオープンする。自宅で働く人が増える中、オフィスや作業スペースとしての機能を兼ねた住宅として、居住者を募る。鉄道施設から住宅へのリノベーションと、SOHO型賃貸住宅の展開は、東京メトログループ初の取り組みとなる。
「SOHO」とは「Small Office Home Office」の略語で、小さなオフィスや自宅を仕事場とする働き方、またはその仕事場、物件のことを指す。コロナ禍の影響もあり、場所や時間にとらわれないワークスタイルを実現する空間として注目されている。
メトロステージ代々木上原は、東京メトロの鉄道保守部門で使用していた宿泊所建物をリノベーションし、SOHO型賃貸住宅へと新たに生まれ変わらせたもの。プライベート性の高い居室に、来客対応可能なオフィスやアトリエ、制作場を兼ねたギャラリーなど、多様な活用方法を想定したスペースが一体となった住居空間を作った。
メトロステージ代々木上原は総戸数5戸、間取りは1R、1R+S、1LDK+S、1LDK+テラスの4種類。賃料は月13万8000〜25万6000円で管理費1万円。
代々木上原駅は東京メトロ千代田線と小田急線の2路線が利用でき、都心へのアクセスが良好で、 都心勤務の単身者や共働き世帯に大変人気のエリアである。
同グループは「今後もニーズや周辺エリア、街の特性に合わせた所有資産の有効活用による不動産開発の強化に取り組み、都市・生活創造事業の成長を図る」としている。
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