東京・武蔵小山駅前の再開発、高さ145メートルの高層住宅を整備30年頃の竣工予定

» 2022年08月02日 07時30分 公開

 三菱地所レジデンスは8月1日、日鉄興和不動産、大林組と共に推進する「小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」について、東京都品川区より都市計画決定の告示を受けたことを発表した。

 同プロジェクトでは、東急目黒線武蔵小山駅の南東側、パルム商店街の入り口に面した約1.4ヘクタールの区域に、地上約145メートル・約850戸の大規模な高層住宅を整備する。

再開発 武蔵小山駅の南東側を再開発イメージ (出所:プレスリリース、以下同)

 計画地は都市計画道路補助26号線沿線に位置した交通利便性の高い地区で、商店街と周辺市街地が一体的になっている。一方で、高経年マンションや老朽化した木造住宅、商店街アーケードの老朽化と店舗数の減少、休憩所や歩行者空間の不足といった課題がある。

 プロジェクトではこれらの課題解決に向け、建物の耐震性強化、防災広場や備蓄倉庫などの防災性の向上、商業機能の継承と強化、歩車分離や駐輪施設の整備による歩きやすい安全な道路整備を目指す。

再開発 プロジェクト計画地

 また、建物の下層階にはギャラリーやデッキを整備し、さらなる回遊性の向上を目指した商業施設を形成。地域のにぎわいを創出する。同プロジェクトは、30年頃の竣工を予定している。

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