りそなHDがみずほFGを抜いた！ 2022年企業のメインバンク調査：東京商工リサーチ調べ

[ITmedia]

　東京商工リサーチが実施した「2022年企業のメインバンク」調査によると、前年4位だったりそなHDは、傘下の金融機関をメインバンクとする企業数が8万1351社（前年比1277社増）となり、みずほFG（8万762社、同548社増）を抜き、3年ぶりに3位となった。

2022年企業のメインバンク（画像提供：ゲッティイメージズ）

　りそなHDは、関西みらいFGとの連携や中小企業向けDX支援などで取引社数を増やした。一方、システムトラブルが相次いだみずほFGは社数が微増にとどまった。

　ランキング1位の三菱UFJFG（12万6284社）、2位三井住友FG（9万8807社）に変動はなかった。4大金融グループを、ふくおかFG（3万9573社）、めぶきFG（3万2648社）といった地銀の雄が追う展開となっている。

メインバンク社数ランキング（東京商工リサーチ調べ）

　業態別（単独）では、銀行上位の三菱UFJ銀行（12万5837社）、三井住友銀行（9万8778社）、みずほ銀行（8万620社）、りそな銀行（3万8698社）の順位に変動はなかった。一方、三菱UFJ銀行とみずほ銀行はシェアを落とし、りそな銀行は0.02ポイント増、三井住友銀行も0.01ポイント上昇した。

　信用金庫のトップは京都中央信金（8424社）で、2位大阪シティ信金（7104社）、3位多摩信金（6930社）と続いた。

銀行・信金の調査結果（東京商工リサーチ調べ）

　調査は、東京商工リサーチの企業データベースから2013〜22年の各3月末のメインバンクを集計し分析した。商号変更や統合などは、22年6月末を採用。メインバンクが複数の場合、最上位行をメインバンクとしている。