円安が業績に「プラス」になると答えた企業に理由を尋ねたところ、「海外での販売価格が下がり売り上げが増えた」が26.3%とトップとなった。以下、「海外事業の円ベース利益が増えた」(22.7%)、「取引先の業績が改善した」(20.5%)、「輸出競争力が高まり輸出が増えた」(20.3%)が続いた。
一方で、プラスの影響は企業規模による差が大きく、特に「海外事業の円ベース利益が増えた」と「海外での販売価格が下がり売り上げが増えた」は顕著に表れていた。「海外事業の円ベース利益が増えた」は「大企業」(44.6%)は「中小企業」(18.2%)の2.5倍も高い。また「海外での販売価格が下がり売り上げが増えた」は、「大企業」(32.6%)が「中小企業」(25.0%)を7.6ポイント、「小規模企業」(18.1%)を14.5ポイント上回った。
調査は7月15〜31日、全国2万5723社にインターネットでアンケートを実施し、1万1503社から回答を得た(回答率44.7%)。
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