沖縄の「軽食エイ」最終日 名物350円カツカレーを求め行列100メートル天ぷら屋として開業(2/2 ページ)

» 2022年08月18日 16時05分 公開
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 年齢を重ね、家族から2人の体調を心配する声もあり、閉店を決意した。営業最終日の6日、午前10時の開店を前に8時ごろから並ぶ人もいたという。昼ごろには店先の列は最長で100メートル以上伸びた。

 名護市の宮城七望さん(21)は「生まれた時から当たり前のようにあって、両親がここのカツカレーを買ってきてくれたことを思い出す。今日は両親の分も注文して家族で食べたい」。

 今帰仁村の山本剛士さん(42)は「ここのカツカレーが大好きで、高校時代から通っていた。青春の味。値上げしてでも続けてほしかった。本当にお疲れさまでした」と閉店を惜しんだ。3人をねぎらい、花やお菓子を手渡す客の姿もあった。

 勝英さんは「これまでやってきて、本当に良かった」とすがすがしい表情。美代子さんは「本当にいいお客さんたちに助けられてきた。ありがとうございました」と目に涙を浮かべ、感謝を伝えた。

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