【開催期間】2026年7月8日(水)〜8月5日(水)
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【概要】本講演では、トライアルが推進してきたDX経営の取り組みについて、実例を交えながら紹介します。店舗で収集したデータを活用した売り場づくりや、インストアサイネージによる顧客接点の強化、パートナー企業との共創による新たな価値創出など、テクノロジーを事業成長につなげる実践事例を解説。小売業におけるDX推進のヒントをお届けします。
その昔、家でビールを飲むといえば瓶ビールだった。近所の酒屋に電話をすると、ケース単位で自宅まで届けてくれる。飲み終えた瓶は回収され、また新しいビールが届く。そんな光景を覚えている人も多いだろう。
しかし、その風景は大きく変わった。スーパー、量販店、コンビニが普及し、ビールは缶で買うものになった。瓶ビールは次第に家庭から姿を消し、飲食店で見かける存在になっていった。
サッポロビールの「サッポロラガービール」(通称:赤星)も、その流れの影響を受けたブランドのひとつだ。1877年に誕生した日本最古のビールブランドで、現在では数少ない熱処理ビールとして知られる。同社の「黒ラベル」や「ヱビス」などが生ビールであるのに対し、赤星は昔ながらの製法を守り続けてきた。
生ビール全盛の時代、その存在感は次第に薄れていく。
ところが、2016年ごろから状況は一変した。2025年の出荷数量は、10年前の約3.5倍にまで伸びているのだ。それだけではない。特筆すべきは、市場全体が縮小する中で売り上げを伸ばしている点にある。
サッポロの調べによると、2019年の販売数量を100とした場合、同ブランドは2025年に251まで増加した。一方、瓶ビール市場全体は64まで減少している。
興味深いのは、その成長の中身だ。取扱店舗数は2016年比で約1.9倍に。また、1店舗当たりの販売数量も約2.6倍に伸びている。つまり、取扱店を増やしただけでなく、それぞれの店で売れる量も大きく増やしているのだ。
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