コロナ禍で、感染の懸念が少なく近隣でも楽しめるアウトドアとして、キャンプが人気を博している。NTTタウンページが、タウンページデータベースを活用して人口10万人あたりのキャンプ場の登録件数を調査し、ランキング化したところ、最もキャンプ場が多い県は山梨県(95件/10万人あたり11.7件)だった。特に富士五湖の周辺には多くのキャンプ場が設けられている。
2位は長野県(84件/同4.1件)、3位は岐阜県(75件/同3.8件)、4位は福島県(48件/同2.6件)、5位は和歌山県(24件/同2.6件)。
2013〜22年のキャンプ場登録件数は、全国では毎年約30件ほど減少を続けている。一方、10万人当たりのキャンプ場件数が3位の岐阜県や、4位の福島県、7位の熊本県はキャンプブームに乗じて施設数を増やしており、22年の登録件数が昨年よりも増加している。
NTTタウンページは「1990 年以来 30 年ぶりにキャンプブームが到来していますが、第一次キャンプブームの子どもたちが大人になったこともキャンプが流行している要因の一つと言えるでしょう。また、持ち運びのしやすい簡易テントやコンパクトな焚き火セットなど、一人でも楽しめる装備が増えたことで、誰でもキャンプを始められる環境が整いつつあります」と分析している。
全国のキャンプ場件数は減少傾向が続いているが、コロナ禍、ソロキャンプブームなどの後押しで以前より好調に集客できる施設や地域も出てきている。今後の市場動向に注目したい。
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