中華料理チェーン店「大阪王将 仙台中田店」(仙台市)で「ナメクジが発生している」とSNS上に書き込まれたことを巡り、運営元のファイブエム商事(仙台市)は8月26日、同店と「仙台西多賀ベガロポリス店」を含めた2店舗を閉店すると発表した。大阪王将は同日、同社とのフランチャイズ契約解除を発表していた。大阪王将は契約解除の理由を「契約違反があったため」と説明している。
ファイブエム商事は、同日の報道発表で大阪王将側からの契約解除通知を受理したと発表。これに伴い、8月26日付けで2店舗を閉店するとし「これまで長きに渡り、ご愛顧いただき、ありがとうございました」と利用者に謝意を示した。
一方、大阪王将は取材に対し「契約違反の内容に関する詳細については回答を差し控える」とした上で「信用維持義務違反があった」とコメントした。契約解除は8月25日付け。同社は「店舗の衛生環境をよりよくすべく、引き続き指導徹底し、事業運営を進めていく」としている。
この騒動では、元従業員を名乗る者がTwitterで仙台中田店の内情を告発したことから一大騒動に発展。仙台市保健所から受けた「厨房内の清掃徹底」「清潔な状態での食品の保管」「客席と調理場に区画を設けること」「動物の飼育をしないこと」「害虫の侵入防止で網戸設置」など13項目の指摘事項に関して、同店舗が履行を完了したと同月25日に発表していた。
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