消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
海外旅行予約アプリ「NEWT」を提供する令和トラベル(東京都渋谷区)は、韓国政府の入国前PCR検査廃止に合わせ、「韓国旅行に対する最新の意向状況」について調査を実施した。「韓国旅行に行きたい」と検討している人は約8割で、旅行のタイミングについては「今すぐ」と答えた人が32.7%であることが分かった。
8月31日に韓国政府は、国内で新型コロナウイルス感染者が減少傾向に転じていることや、重症化率・死亡率が持続的に低下していることを踏まえ、入国前に受けた新型コロナウイルス検査の陰性証明書の提出義務を9月3日から廃止すると発表した。
韓国旅行のタイミングについて、「今すぐ」に次いで「渡航条件が変わったら」が26.9%、「コロナが落ち着いたら」が17.5%と続いた。
韓国で一番何をしたいか聞いたところ、1位は「グルメ」(48.3%)、2位は「ショッピング・美容」(33.8%)、3位は「観光」(10.3%)、4位は「推し活」(7.6%)だった。
グルメが全体の約半数を占め、強い需要があることが分かった。またショッピング・美容についても3割以上の回答があり、コスメやファッションを筆頭とする近年の韓国ブームとの関連があるとみられる。
韓国旅行を予約する場合不安な点は何か尋ねた。1位は「出入国手続き」で68.3%、2位は「休みが取れるか」で11.2%、「周りの目」と「金銭面」が同率で10.3%という結果だった。「出入国手続き」が7割近くを占め、他の項目に大きな差をつけた。
令和トラベルは、「今回の韓国・日本政府の規制緩和により渡韓のハードルが少し低くなったことを考慮すると、今後の動きにも影響があるのではないか」と分析する。
調査は、同社のTwitterやInstagramアカウントを利用して行った。期間は8月20〜21日、有効回答数は715人。
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