スシローを運営するあきんどスシローは、10月1日からのキャンペーンで使用する予定だったキハダマグロを、キャンペーン開始前に販売していたと発表した。通常メバチマグロを使用する「まぐろ」「漬けまぐろ」に、より仕入れ値の安いキハダマグロを使っていたという。同社は対象商品のマグロを食べた客に返金する。対応期間は10月30日まで。
キャンペーン用に仕入れたキハダマグロを、全国6つの店舗で9月28〜29日にかけて販売した。返金の対象商品は、「まぐろ」「漬けまぐろ」に加え、持ち帰り商品のスシローセット、サーモンまぐろセット、まぐろづくしセット、10種の海鮮丼、特上セット、まぐろサーモン丼だ。
同社は「誤って使用した。また、(メバチマグロの)在庫切れによりキャンペーン商品のキハダマグロを使用していた。今後は、誤った材料を使用をしないよう、店舗での管理方法の徹底に努める」とコメントしている。
スシローは6月にも「おとり広告」で消費者庁から措置命令を受けた他、7月にもビールの半額キャンペーン広告を「フライング掲載」していた。競合では、かっぱ寿司の運営会社社長の田邊公己氏が、不正競争防止法違反の容疑で逮捕されたことを受けて社長を辞任。回転寿司チェーンでは不祥事が相次いでいる。
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