「綿の逆襲が始まる」 無印の「発熱インナー」はなぜ、合成繊維ではなく「綿」なのか合成繊維へのアンチテーゼ(3/3 ページ)

» 2022年10月06日 13時37分 公開
[ITmedia]
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あたたかさや着用シーンで選べる3タイプ

 過去に販売していた発熱インナーに利用者から寄せられた「肌着として着るには少し厚ぼったい」「素材の滑りが悪く重ね着がしづらい」などの意見を参考に、あったか綿シリーズは、あたたかさや着用シーンに応じて選べる3タイプを用意した。

無印 あたたかさや着用シーンで選べる3タイプ(出所:プレスリリース、以下同)

 「あったか綿」(990円)は、綿×レーヨンの新素材を開発し、薄手だがあたたかく、滑りがいい素材を実現した。ブナの木を原料とするレーヨン素材は、シルクのような滑らかさを持ち、吸放湿性に優れ発熱効果も高い。ニットなどアウターにひびきにくく、秋口や春先の肌寒い時季におすすめとする。婦人向けは8タイプ、紳士向けは4タイプ用意した。

無印 「あったか綿」(990円)

 「あったか綿 厚手」(1490円)はやや厚手の商品で、1枚でTシャツとしても着用できるようにした。首回りや袖を見えても恥ずかしくない仕様に変更。丸首やタートルネックなどのデザインも販売する。婦人向けは4タイプ、紳士向けは3タイプ用意した。

無印 「あったか綿 厚手」(1490円)

 「あったか綿 ウール」(1990円)は、ウールを綿で包んだ糸を使用し暖かさを高めた。アウターとしてもインナーとしても着用できるように、首回りや袖の仕様をTシャツらしく仕立てた。婦人向け、紳士向けともに3タイプ発売する。

無印 「あったか綿 ウール」(1990円)

 あったか綿シリーズは10月11日に全国の無印良品とネットストアで発売する。同社は3年以内に発熱インナーの売り上げを5倍までに引き上げると計画している。

無印 【婦人用】商品ラインアップ
無印 【紳士用】商品ラインアップ
無印 【子ども用】商品ラインアップ
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