消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ブランド総合研究所(東京都港区)は「アンテナショップ利用実態調査」を実施し、その結果を発表した。都内に34店ある道県(※)のアンテナショップの中で、最も利用率が高いのは有楽町にある「北海道どさんこプラザ」であることが分かった。
首都圏在住の人に、過去1年間(2021年9月〜22年8月)に行ったことがある道県のアンテナショップを聞いたところ「北海道どさんこプラザ」が最も多く、利用率は9.63%。次いで「沖縄・銀座わしたショップ」(4.22%)、「宮城ふるさとプラザ」(2.78%)、「おいしい山形プラザ」(2.11%)、「いわて銀河プラザ」(1.86%)と続いた。
前年からの伸びが最も大きいのは「北海道どさんこプラザ」(2.24ポイント増)、次いで「宮城ふるさとプラザ」(0.92ポイント増)だった。
上位20店のうち、銀座に位置しているのは半数に近い9店。有楽町が3店、日本橋が2店。2位の「沖縄・銀座わしたショップ」は23年2月に有楽町の交通会館に移転する予定だ。調査対象の34店のうち、30店は1年間の利用率が前年より増加。34店平均では1.44%と、前年の1.13%から上昇した。
アンテナショップでよく購入する商品を尋ねたところ、最も多かったのは「お菓子」(53.3%)。男女別にみると、女性は63.7%と高いが、男性でも41.8%と4割以上が購入していることがうかがえた。
2位は「魚介類および水産加工食品」で18.8%。女性が15.8%に対し、男性は22.1%。3位の「レトルトなどの加工食品」(18.5%)は男性16.6%に対して、女性は20.2%だった。「日本酒や地ビールなどのアルコール飲料は男性、調味料は女性がそれぞれ多い。
インターネットを使った調査で、首都圏に在住する男女1万9917人が回答した。調査期間は9月9〜11日。
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