CARTA HOLDINGSのグループ会社でキャリア支援事業を展開するサポーターズ(東京都渋谷区)は、「2024年卒 エンジニア学生対象 就職希望企業ランキング」を公開した。約200社の中から1位に選ばれたのは「サイバーエージェント」だった。
今回のランキングは学生が就職希望の企業に1〜5番目の優先順位をつけて選択し、同社がポイント化して集計したもの。
1位の「サイバーエージェント」は新卒エンジニア採用の人数を拡大する中で「伸びしろ人材」を採用して育成する方針を掲げ、採用基準の見直し、サマーインターンの強化などさまざまなチャレンジを行っている。
2〜10位には「ヤフー」「ソニー」「メルカリ」「グーグル」「楽天グループ」「NTTデータ」「リクルート」「ディー・エヌ・エー」「LINE」が並んだ。
トップ30の約半数をWebサービスを運営するベンチャー企業が占めるなど、エンジニア学生においてはWeb系事業会社の根強い人気がうかがえる。これらの企業が多くランクインする背景には、Webサービスの人気の高まりのほか、各社の継続的な採用広報活動が大きく影響しているとみられる。
Web系事業会社以外では、ソニーやNTTデータといったサマーインターンに注力している企業が上位にランクインしている。
日本国内ではIT人材の7割以上がIT産業に就職しており、これは他国と比較して突出して高い割合となっている。しかしIT産業以外にIT人材が就職しづらいことは、DX推進の観点で大きな課題になっている。
今回のランキングでもトップ30の全企業がIT産業となっており、IT産業以外の企業の認知やブランド向上が今後の課題といえそうだ。
調査は24年卒業予定のサポーターズ登録学生を対象に8月29日〜9月11日にWebアンケートで実施した。有効回答数は413件。
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