消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
イノベーションシステム(大阪市)が運営するひまわり教育研究センターは、偏差値60以上の中学校に通う子どもをもつ保護者150人に「子どもの中学受験」についてのアンケート調査を実施した。「受験サポートの中で合格につながったと思われること」の1位は「送り迎えなど日常生活のサポート」だった。
「中学受験全般を振り返って、子どもの受験サポートの中で合格につながったと思われること」を尋ねたところ、「送り迎えなど日常生活のサポートをしたこと」が最も多く、31.3%が回答した。以降は「勉強を教えたこと」(24.0%)、「ノート作りやコピー、プリント整理など勉強のサポートをしたこと」(23.3%)と続いた。
回答を母親と父親別に見たところ、父親に比べて母親の方が「送り迎えなど日常生活のサポートをしたこと」(母親37.7%、父親25.9%)、「気分転換に遊びに連れていったこと」(母親15.9%、父親7.4%)、「勉強を頑張っている時は褒めてあげたこと」(母親20.3%、父親12.4%)、「おいしくて栄養のある食事作りをしたこと」(母親17.4%、父親11.1%)の割合が高かった。
一方、「勉強を教えたこと」(父親28.4%、母親20.3%)、「スケジュールを管理したこと」(父親25.9%、母親18.8%)、「勉強を怠けている時は、注意したり叱ったりしたこと」(父親11.1%、母親5.8%)に関しては、母親よりも父親の方が回答した人が多かった。
なお、母親の回答で一番多かったのは「送り迎えなど日常生活のサポートをしたこと」(37.7%)、父親の回答で一番多かったのは、「勉強を教えたこと」(28.4%)となった。
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