消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
不動産情報サービスを行うアットホーム(東京都大田区)は、2020年8月以降にペット飼育(犬・猫)を前提として賃貸・売買物件を探して住んだことのある全国の18〜59歳の男女を対象に、「住まい探しに関する実態」を調査した。犬・猫を飼育する上で重視した物件の設備は何か聞いたところ、1位は「エアコン」(犬41.5%、猫38.8%)だった。
2位は犬・猫共に「防音・遮音設備」(犬28.0%、猫24.8%)、3位は犬が「足洗い場」(20.5%)、猫は「脱臭・消臭設備」(16.5%)だった。
ペット飼育における住まい探しにおいて重視した物件の条件を尋ねた。1位は犬・猫ともに「広さ」(犬44.5%、猫45.5%)と、半数近くの飼育者が「広さ」を重視する傾向にあることが分かった。2位以下も犬・猫同じく「部屋数」(同35.0%、32.2%)、3位は「日当たり」(同32.5%、31.4%)だった。
また、犬の飼育者の約2割は「近くにペットの散歩コースがあるか」がランクインし、散歩が欠かせない犬の飼育ならではの周辺環境の充実さが求められていた。
賃貸マンション・アパート、賃貸戸建の居住者に、「エアコン」「防音・遮音設備」「脱臭・消臭設備」などのために家賃にいくら上乗せできるか聞いた。「エアコン」のために上乗せできる額が最も高く、犬の飼育者では平均6000円、猫の飼育者では4100円だった。
調査は、20年8月以降にペット飼育(犬・猫)を前提として賃貸・売買物件を探して住んだことのある全国の18〜59歳の男女を対象にインターネットで行った。期間は8月9〜12 日、有効回答数は452人。
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