Hondaの航空機事業子会社ホンダエアクラフトカンパニーは、米フロリダ州で開催される世界有数のビジネス航空ショー「ナショナルビジネスアビエーション」で、小型ビジネスジェット機「HondaJet Elite II」を発表した。
HondaJet Elite IIは、燃料タンクを拡張し、最大離陸重量を増加させている。従来のジェット機と比較し、航続距離を204キロ延ばし、2865キロとなった。
新たな安全技術の取り組みとして、最新の自動化技術であるオートスロットル機能と、緊急着陸装置を2023年末までに導入する予定だ。
同日、GE Hondaは持続可能な航空燃料(SAF)を100%使用したエンジン試験に成功したことを公表した。HondaJetのエンジンはSAFでも通常のジェット燃料と同等の性能を見込んでいて、二酸化炭素排出量を大きく削減できる。
世界のSAF需要が高まりつつある。航空業界のグローバル連合である航空輸送行動グループは、2050年に使用されるジェット燃料の9割がSAFになると見込んでいる。SAFでも高い性能を発揮するHondaJetのエンジンは今後注目されるだろう。
ホンダ エアクラフト カンパニー取締役社長の山崎英人さん(崎は正確には「たつさき」)は以下のようにコメントした。
「HondaJetによって小型ジェット機の概念を再度くつがえすべく、性能と快適性を追求したHondaJet Elite IIを発表できることをうれしく思います。今後さらに、新たな自動化技術の研究開発、導入にむけて挑戦し、安全・安心、そして自由な移動の喜びを提供していきます」
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