こうした試作とテスト販売を実施していた段階で、正二郎氏はタイヤ部を独立させ、ブリッヂストンタイヤを設立した。正二郎氏は国産タイヤを普及させることだけではなく、海外進出して外貨を獲得することも重要視していたため、この社名になった。
現在の社名に至るまでにも、変遷があった。第二次世界大戦の影響で42年には日本タイヤに改称し、戦後51年にはブリヂストンタイヤに変わり、現行のブリヂストンになったのは84年だ。
ところが、現行の社名を間違えて覚えている人も多いようである。Google Trendsで「ブリヂストン」と「ブリジストン」の検索数を比べたところ、10月20日までの30日間で「ブリヂストン」は1日あたり平均77回、「ブリジストン」は61回。その差は残念ながら、決して大きくない。
「ブリジストンだっけ、ブリヂストンだっけ」と迷った際には、戦前からの歴史ある会社であることを思い出して、「古風な“ヂ”を使う方だ!」と正解を選んでもらいたい。
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