トレンドワードランキング1位の「ローン」、2位の「ちばぎん」、8位の「リーダーズ」は、全て千葉銀行の「ちばぎんSDGsリーダーズローン」の情報に基づいている。これはサステナビリティ経営を積極的に展開しようとする事業者が、事業規模や経営実態に合わせてSDGsに関わる目標などを設定し、達成時には金利が優遇される融資制度だ。
借り手の経営戦略にも基づくサステナビリティ目標の達成度と融資条件が連動するローンは、一般的に「サステナビリティ・リンク・ローン」や「サステナビリティ・リンク・ファイナンス」と呼ばれ、10月はこれに関するウェブニュースが多く見られた。
3位の「岡山大学」は、SDGsに関するイベントについて積極的に情報発信をしている。大学院教育学研究科と、スロベニア大学との共同事業の合同セミナーの模様を報告したり、日本とASEAN地域の学生が参加する「Japan-ASEAN online program toward SDGs」の開催をレポートしたりした。
5位の「食品ロス」では、キッザニアが関連ワードに入っている。キッザニアは食品ロス削減に取り組むフードロスバンクと協力し、期間限定パビリオン「レスキューフードセンター」のオープンを発表。食品ロスを減らす方法を、子どもたちが考える機会をつくることを狙いとしている。
10位の「男性ブランコ」は、「SDGs-1グランプリ」優勝でニュースとなった。SDGsの目標の中から「海の豊かさを守ろう」を取り入れたコントを披露し、エコバッグの利用を呼びかけた。男性ブランコの2人は今後1年間、「よしもとSDGsアンバサダー」として活動していく。
SDGsなどに関連する「キッザニア」の記事を、過去3カ月の記事数で見てみると、記事本数では9月30日のプレスリリースと10月10日の「J-CASTトレンド」が目立った。
一方、仮想PVでは「Yahoo!ニュース」への転載が高い数字となった「WWD JAPAN」の記事が際立っている。しかし、この記事内容は食品ロスではなく、キッザニアで開催中のイベント「未来を変える!アクションラリー」についてだった。
今回の調査対象は見出しに「SDGs」「ESG」「サステナビリティ(サスティナビリティ)・サステナブル(サスティナブル)」の語を含む記事。Qlipperが調査期間中に収集した国内主要ニュースサイトのウェブニュースで、調査対象の記事数、仮想PV数、記事ツイート数を集計した。調査期間は9月26日〜10月25日。
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